高度先進医療は、厚生労働省が認める治療法で、原則的に技術にかかる費用などは保険が適用されません。そのため、一部の費用は自己負担となってしまいますが、その高度な医療技術から回復に向かう可能性も期待できるので、それを受ける患者は後を絶たない状態です。
この治療が行われる主な病気は、全体的にがん治療や白内障などの眼の治療が占めています。白内障では、その原因となっている水晶体を取り除いて人口のレンズを入れていく手術です。このレンズにも種類があり、患者の症状に合わせて使われています。これにより高齢者に限らず、合併症などで白内障となった若い人でもクリアな視界を手に入れることができるようになったのです。
次によく知られているのががん治療で用いられている放射線治療です。放射線をがんの部位に照射していき、それを定期的に繰り返していく流れとなります。患者の状態にもよりますが、これをすることでがんが次第に小さくなる効果があり、その成長や転移を防ぐことができるのです。昔と比べて、がんを発症する人はどんどん増え続けています。平均寿命が高くなっていることも理由の1つですが、食生活の変化などで若い人にもその発症が目立つようになりました。それと比例して、医学の技術もどんどん進み、がん治療に関しては高度先進医療のように、これからますます期待されたものとなっています。
一部で保険が適用されないなどのリスクはまだまだ大きいですが、それに望みをかけた患者の増加もあり、医療機関でもその取り組みが積極的に行われている現状です。
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